2月1日(月)、ミャンマーで軍によるクーデターが起きた。国内外で非難の声が上がり、緊張が高まっている。
『ゴールデンパス』第2章で紹介されている名知仁子(なち・さとこ)さんは、長年にわたってミャンマーで国際医療活動に従事してきた医師だ。これまでも、想像を超える過酷な条件の下で、それらを1つ1つ乗り越え、巡回診療、保健衛生指導、家庭菜園の支援などによって、多くの人々の生活と健康を守っている。
名知さんによると、2月1日の朝、突然、携帯もインターネットもすべての通信が途絶えたという。しかし、そんな非常事態の中でも、名知さんは、スタッフの安全を確保しな
名知さんは、子どもたちに歯磨き指導やコロナ感染予防の指導を行い、さらに彼らの将来の夢を尋ねていった。すると、子どもたちの多くが、「医者になりたい」「 学校の先生になりたい」「 貧しい家を助けたい」……と夢を話してくれた。名知さんは、「彼らが夢を語れる社会と世界を一緒に創りたい」と語る。
圧倒的な情熱とエネルギー、そして愛情にあふれた名知さん──。その心の奥には、「現地の人々の夢と願いが実現し、皆が幸せになるために」という揺るがぬ志と願いが息づいている。
その原動力は、いったいどこからくるのか──その秘密が、『ゴールデンパス』の中で詳しく解き明かされている。
(編集部N)
『ゴールデンパス──絶体絶命の中に開かれる奇跡の道』(高橋佳子・著)
四六判並製 定価 1,980円(税込)