川合声一さん(日の出屋製菓産業株式会社代表取締役会長)
私は、この著書のタイトル『2つの扉――「まさかの時代」を生きる究極の選択』を毎朝心に刻んでいます。
会社の代表として、日々、様々な事態の分岐点に立ち、判断を迫られます。そのとき、表紙の2つの扉のイメージが、私の目の前に現れてくるんです。すると、これまでの売上や集客数といった数字や目に見える形での成果のみを求める唯物的人間観・世界観──左側の扉から、永遠の生命の人間観・世界観──右側の扉へと意識が誘われるのです。
この著書には、3名の経営者の実践が紹介されています(第3章、第6章、第8章)。そのいずれもが、従来の経営観を覆すような衝撃的な内容で、売上や成果のみを追究する経営(左側の扉)の限界を突破し、必ず最善の道(右側の扉)を開くことができるという希望と確信を与えてくれます。
「2つの扉のどちらを選ぶのか」――。第1章の「究極の選択」にかかる内容は必読です! 私自身がそうであるように、この著書は、多くの経営者や政治家など、絶えず物事を判断しなければならない方々に確かな指針を与えてくれると確信しています。