「しろえびせんべい」をご存じですか?
薄焼きでパリッとした食感の中に、ほのかな塩味としろえびの上品な香りが広がる、とてもおいしいおせんべいです。
「しろえび」は、「富山湾の宝石」とも呼ばれ、神秘的で透き通るような美しい姿をしています。(「しろえび」をご覧になりたい方は→コチラ)
この「しろえび」と、富山米100%でつくられた「しろえびせんべい」──。製造販売元は富山県の日の出屋製菓で、その3代目の川合声一さんが、新刊『ゴールデンパス』第5章に登場します。
1999年に社長に就任した川合さんは、順調に業績を伸ばし、県外にも販売網を拡充させて売上高37億円まで会社を成長させます。
そして、迎えた2020年、オリンピックの期待が高まる中、羽田空港や東京駅など、首都圏にも積極的に出店準備を進めていました。
しかし、そこに突然立ち現れたのが、想像もしなかった新型コロナのパンデミック──。
飛行機も新幹線も、乗客がほとんどいなくなって、富山への観光客は激減。駅ナカ店の売上げは95%ダウン。直営店にもお客さんが来なくなり、在庫の山を抱えて生産中止に追い込まれてしまいます。上半期の赤字は3億5000万円に達し、予定したプロジェクトもすべて延期せざるを得なくなってしまいました。
経験したことのない危機の中で、言いしれぬ不安と恐怖が川合さんを襲います。
ここままいったらどうなってしまうのか……。
先行きが見えない圧迫と、責任の重さに、川合さんの心は押しつぶされそうになっていました。
そんなある日、息子さんが異変に気づきます。
夕方、部屋に1人でボーッとして下を向いていた川合さんに、「どうしたの?」ときくと、「もう、俺、ダメかもしれん。社長を代わってくれ……」
その頃、川合さんは本気で首をくくろうとしていたそうです。
コロナ禍の中で、どれほど多くの経営者が経営危機に追い込まれたことでしょうか。川合さんもその1人でした。
まさに絶体絶命の状況──。
その川合さんを救ったのが、「魂の学」の実践メソッドの一つ、「ウイズダム」でした。
「ウイズダム」が、川合さんをどのように「ゴールデンパス」へと導いたのか、詳しくはぜひ『ゴールデンパス』第5章をご覧ください。
「しろえびせんべい」を片手にじっくり読めば、さらに味わい深い体験ができるかもしれません。
(編集部N)
『ゴールデンパス──絶体絶命の中に開かれる奇跡の道』(高橋佳子・著)
四六判並製 定価 1,980円(税込)