「ゴールデンパス」と聞いて、あなたはどんなことをイメージしますか?
ヨーロッパを旅したことのある方なら、スイスの美しい景観を楽しむ鉄道路線のことを思い浮かべるかもしれません。
しかし、まもなく発刊される高橋佳子著『ゴールデンパス』は、それとは全くの別物です。
この本で言うゴールデンパスとは、サブタイトルが示すとおり、「絶体絶命の中に開かれる奇跡の道」──。
著者は、プロローグでこう語っています。
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ゴールデンパスとは、黄金の行路、輝ける道すじ──。
あるべきものがあるべきところに収まり、すべてを輝かせる道のことです。
「どうして実現できたのか、今でも信じられない」
「このやり方、この順序でなければ、絶対にうまくいかなかった」
まるで未来から逆算してすべての難所をクリアしてしまうように、パズルのすべてのピースが見事にはまってしまうような道が現れるときがあります。
そんな現実を経験したことのある人は、その道すじを「ゴールデンパス」と呼ぶことに強く同意されるでしょう。
ゴールデンパスは、起死回生の道であると同時に、すべてを輝かせる道です。
ゴールデンパスは、単なる成功物語の道ではありません。
ゴールデンパスは、勝つことによって負ける人を生まない道です。
ゴールデンパスは、勝ちの中にしかない道ではなく、負けの中にもある道です。
ゴールデンパスは、始まる前は、そんな道があるとは考えられなかったのに、それが見出された後から振り返ると、それ以外の道は考えられない道です。
つまり、ゴールデンパスとは、まさに奇跡のような道なのです。
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多くの人は、「そんな道が実際にあるはずない」「そんなうまい話はありえない」と思うかもしれません。
しかし、もし──本当に、どんなに危機的状況でも、それを奇跡的に乗り越え、すべてがうまくいき、すべてが輝くような道があるならば、誰だって「その道を歩みたい」と素朴に思うのではないでしょうか。
この本には、その秘密が書かれています。読者1人ひとりが、それぞれの人生の中で、実際にゴールデンパスを開くことができるように、ステップを踏んで具体的にガイドしてくれる本なのです。
次回、もう少し詳しくご紹介しましょう!
(編集部N)
『ゴールデンパス──絶体絶命の中に開かれる奇跡の道』(高橋佳子・著)
四六判並製 定価 1,980円(税込)