ノイローゼ、精神病、それらの原因の一つに誤った信仰、盲信、狂信がある。 人間の心を知らぬ盲目の信仰がいかに恐ろしい結果を招いてしまうものなのか、数々の事例をあげながら説いてゆく。
内容の一節
大自然を見て下さい。それは私たちにこのように生きなさいと教えています。 太陽があり、この地上には動物・植物・鉱物があって、これらは、たがいに補い合い、助け合って生きています。 これらの一つが欠けても、全体の調和はまっとうできません。つまり、大自然界は常に他を生かすことを前提に成り立っているということです。 別な言葉で言うと、愛なのです。自己保存は独りよがりで、他をかえりみない心です。 これでは自分を滅ぼすことになります。大自然界は、人間の生活の在り方を無言のうちに教えています。(悪霊I 本文99頁)