物質経済至上主義の風潮の時代に、心の尊厳性をさまざまな角度からとらえ、人間の正しい生き方を示唆するエッセイが第一章。 第二章は、読者から寄せられた質問に答えた問答集。第三章は、心の在り方を正す”ひびき”。第四章は、正法について。
内容の一節
空を飛ぶ鳥は 地上に倉をつくることをしない
地上の動物も その日の生活に満足している
明日の糧を求めて 相争うのは人間だけだ
鳥や動物は その日の糧で生き永らえている
人は明日の糧を求めて死を急ぐ
人間よ! 眼をひらけ―
(本文190頁)