お経は決して難しいものではない。無学文盲の多かった時代にたとえ話を織り込んで、人の生きるべき道を説いたものだったからだ。哲学化され難解なものとなってしまった経文に、今、再び、生命の息吹きを与え、その真髄を説き明かす。
内容の一節
般若心経の漢字は当て字である。むずかしい顔をして通ることはない。要はその心を学ぶことである。真の心の在り方とは何か。真の宗教とはどういうものか。真の信仰とはどうあるべきなのか。そして”悟りへの道”への方法は。いかにしたら良いか。心経とは”心行”なのである。(本文16頁)