外なる変動に負けない「心の力」──あなたも人生に奇跡を起こせる!
これまでの常識や価値観が大きく揺らぐ時代の中で、今、私たちにもっとも必要なのが、外なる変動に負けない「心の力」を引き出すこと――。
著者は、本書の中で、そのことを5名の実践者の歩みを通して、具体的に明かしてゆく。その1人ひとりは、まったく異なる人生でありながら、いずれもが内界(心)のドラマと外界(現実)のドラマが表裏一体となって響き合い、想像を超えた新たな未来が開かれてゆく歩み――。読み始めたら止まらないほどワクワクドキドキ、かつ涙せずにはいられない感動のノンフィクション。
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プロローグより
私たちを巻き込んで加速度的に変動する世界、そして、周囲にあふれる玉石混淆の情報の流れの中で、私たちは往くべき道を自らが選択することを求められています。
そして、社会を物質的な次元へ押し流そうとする唯物的生き方の強固な流れにいかにして抗い、時代の青写真を同じ時空を生きる人々と共に実現できるのか──そのことを要請されているのが私たちです。
だからこそ、私たちには、外なる世界のどんな変動にも応え得る、内なる「心の力」が求められています。この世界のあらゆるものを物質的な次元へ押し流そうとする唯物的流れに負けない「心の力」が、どうしても必要なのです。
なぜなら、いかなる現実が現れようと、それと向き合い、未来を決定してゆくのは、結局のところ、1人ひとりの心だからです。私たちは、心を覚醒させ、「心の力」を増強しなければなりません。
そして、私たちには、その「心の力」によって、新たな未来を切り開き、「心の力」を共鳴させて「答えがない問題」に道をつけてゆくことが求められています。
重要なことは、誰もがその力をすでに抱いているということです。世界からの圧力がどれほど強くても、不確実性がどれほど高くても、最善の道を進むことができる「心の力」を私たちはもっているのです。
その「心の力」の源泉は、私が「魂」と呼ぶ次元にあります。「魂」には、多くの人々の想像を絶するような智慧とエネルギーが眠っています。
しかし、誰もがこの世界に誕生すると同時に、「魂」を肉体に埋没させ、それゆえに多くの限界を生み出してしまうのです。
私たちは、これから「心」が抱える限界を取り払い、「心の力」を解き放つ歩みに向かいたいと思います。
多くの人にとって、あまりにも当たり前になり、見過ごされがちな真実があります。
それは、「心は現実を左右し、未来を決定する」ということです。
心が変われば、現実も変わる。
心によって、私たちの現実、私たちの人生は大きく変貌する──。
それだけではありません。私たちの「心の力」は、本来、魂に根ざし、宇宙自然とつながって共鳴するものです。「心の力」を解き放つとは、魂の次元から、限りない智慧とエネルギーを引き出すことでもあるのです。
本書がめざすのは、それだけの可能性を抱いている「心の力」を1人ひとりが取り戻してゆくことです。
誰もが、自分がまだ知らない「心の力」を抱いています。その力を封印しているものを発見して、それを無力化し、「心の力」を解放すること──そのとき、私たちは、小さな自分という枠をはみ出して、宇宙と響き合う「心の力」を発揮する1人ひとりに変貌するのです。
本書を手にしてくださったあなたに、そのような「心の力」と出会う日が訪れるならば、それ以上の歓びはありません。
(『心の力――人生に奇跡を起こすたった1つの方法』プロローグより抜粋)