どのような試練や逆境に苛まれようと、いかんともし難い宿命の束縛に苦しもうと、その現実を受容しながら、そこを「越え出る」希望を与えたのが、イエスの存在の光だったように思います。本書はイエスの心に触れ、その心を懸命に生きようとした魂の足跡を辿るものです。『二千年の祈り』から