
2026年の新しいカレンダーが、10月上旬より販売開始となります。
タイトルは『共鳴の時代』。新たな年の歩みを導く高橋佳子氏の詩が、美しい自然の写真とともに掲載されています。
以下、このカレンダーに寄せられた著者のメッセージをご紹介します。
2026カレンダー『共鳴の時代』
ますます混沌の度合いを増し、不透明で不確実な状況を深める世界──。わが国の政治の混乱も、社会の問題もどうしてこんなことになってしまうのか、もどかしい想いを抱きながら、改善の兆しは見えません。いったい、これから世の中はどうなってゆくのか、そのことに不安を覚える人は、決して一部の人ではないでしょう。
そのような状況の中で、私たちはどのように、今を生きることができるのでしょうか。
これまでの現実をつくってきた人間の生き方は、唯物的世界観に基づいた、いわば「奪い合い」の生き方です。目に見えるものは、誰かが得れば、残りの人たちは失うのが定め。誰かが多く取れば、自分の分はそれだけ少なくなってしまう。どれだけ他人を押しのけて、多くを勝ち取れるか。他人より損をするなんてあり得ないと、奪い合い、競い合うことになります。奪い合いの生き方が生み出すのは、弱肉強食の世界であり、利権を取り合う競争と謀略の世界にほかなりません。
しかし実は、私たちには、もう1つの選択肢があるのです。唯物的な世界観を超えて、人間を魂として見る世界観を抱くとき、私たちは、見えない絆に結ばれた者同士となります。互いが願いを抱いて生きる存在であることを認め合い、その願いを共鳴させるとき、世界の光は、可能性も富も増幅してゆくことができるのです。与えることが新たに得ることにつながり、誰かを助けることが自らに力を与える──。
「奪い合い」ではなく、「響き合い」「分かち合い」を基にした生き方こそ、これからの時代に必要な生き方であり、私たちの未来を切り開いてゆく──、私はそう確信しています。素晴らしい自然の写真を頂いた、このカレンダーが、わずかでも「奪い合い」から「響き合い」の生き方への転換のきっかけとなることを願っています。高橋佳子

日々、心深くに響く詩と写真に触れることで、生きる指針を得ることができます。
最終ページを開くと、年間のすべての詩と写真を一覧することができます。
「B4中とじ」の製本なので、カレンダーを切り取らずに、フォトエッセイ集のように、そのまま大切に保存することができます。
1週間のスケジュールが把握しやすい「月曜始まり」です。日付のスペースが大きく、予定を書き込めるなど、実用的です。
職場やお店、ご自宅のお部屋に飾りやすいB3サイズです。
お近くの書店でも、お取り寄せすることができます。
お求めは、お近くの書店、または三宝出版(電話03-5828-0600)まで。
※1,250円(税込)
小型で机やデスクの上に置ける卓上カレンダー(1,350円税込)、カレンダーの詩と写真が掲載されたポストカード(6枚組、1,000円税込)も、10月上旬の発売となります。いずれも、三宝出版でお求めください。