2025年の新しいカレンダーが、10月上旬より販売開始となります。
タイトルは『白日(はくじつ)』です。
高橋佳子の詩が、美しい自然の写真とともに掲載されています。
以下、このカレンダーに寄せられた著者のメッセージをご紹介します。
2025カレンダー『白日』に寄せて
今、私たちは誰もが、先の見えない時代を生きていると感じているのではないでしょうか。いったい、これから世界はどうなってゆくのか──。
つい先頃、人類が経験したコロナ・パンデミックは、今後も新たな感染症の危機を世界に呼びかけ続けるでしょう。ヨーロッパと中東で生じている軍事的衝突も、容易に解決するとは思えず、たとえ収束に至っても世界平和への懸念が消えることはありません。わが国の近隣も、常に紛争の火種を抱えています。さらには、環境問題からポリコレまで、様々な価値観の衝突が、世界問題をつくり出し、新たな葛藤の原因となることも容易に想像がつきます。
確かなことは、どのような状況が周囲に繰り広げられようと、私たち人間は、その現実の中から最善の道を見出してゆかなければならないということです。そして、そのための鍵は、いつも私たち自身の内側にあるのです。
なぜなら、私たち人間の内なる世界と外なる世界は、常に響き合っているからです。外なる現実は、私たちの内なる現実の現れ──。内側は、やがて必ず外側に現れてゆきます。隠れたるものは、すべて白日の現実となるのです。
「白日」とは、太陽、日中、昼などを指し、陽光の下のあるがままの姿──。すべてが現れることへの希望であり、覚悟にほかなりません。
だからこそ、私たちは、ただ外側に見えるものだけではなく、内側にあるものについて、その知見を深め、それを捉える感覚を研ぎ澄ましてゆく必要があります。一見、外見からはうかがい知れないもの、現実から隠れているもの、秘められているものに心を向けて、私たちを正しく導いてくれる道を探さなければなりません。
このカレンダーの詩と美しい写真がその歩みの糧となることを、心から願っています高橋佳子
日々、心深くに響く詩と写真に触れることで、生きる指針を得ることができます。
最終ページを開くと、年間のすべての詩と写真を一覧することができます。
「B4中とじ」の製本なので、カレンダーを切り取らずに、フォトエッセイ集のように、そのまま大切に保存することができます。
1週間のスケジュールが把握しやすい「月曜始まり」です。日付のスペースが大きく、予定を書き込めるなど、実用的です。
職場やお店、ご自宅のお部屋に飾りやすいB3サイズです。
お近くの書店でも、お取り寄せすることができます。
お求めは、お近くの書店、または三宝出版(電話03-5828-0600)まで。
※価格1,250円(税込)
小型で机やデスクの上に置ける卓上カレンダー(価格1,350円税込)、カレンダーの詩と写真が掲載されたポストカード(6枚組、価格1,000円税込)も、10月中旬の発売となります。いずれも、三宝出版でお求めください。