大自然の姿から学ばれる人間の生き方、これを著者は正法といったが、その立場から明快にあらゆる問題に答える。 人生、仕事、宇宙、宗教など、あきらめていた疑問の数々を明らかにし、人生に生きる意欲を与える珠玉の問答集。
内容の一節
自由とは本来、心の自由、あの世の天使たちの自由さ、そしてそれは人間本来の心の機能といったものです。ところがそうした心の自由を持つ人間が、一度肉体という衣を着ると、不自由になってきます。 心の中で、ああしたい、こうしたいと思っても、体の方がいうことをきかない。 (-中略-)しかし、肉体と心が分離できる人は、心の自由さを知ることができます。 俗にいう幽体離脱というもので、心と魂が肉体から離れ、海の上でもどんな山でも、乗り越えて、天に遊泳することも可能です。‥‥
心の自由さは四次元以上の世界なのです。したがって、肉体を持つかぎりは、調和という秩序にしたがい、 お互いの心の自由、心の尊厳さを認め合いながら生きていかなければならないのです。(本文39~40頁)