生まれてきてくれてありがとう──発達障害児施設の現場から
許斐博史著 四六判並製 264頁 定価(本体1,800円+税)
すべてのお母さんに届けたい!子どもたちの可能性を信じて取り組んだ感動の実話。
許斐博史著 四六判並製 264頁 定価(本体1,800円+税)
すべてのお母さんに届けたい!子どもたちの可能性を信じて取り組んだ感動の実話。
はじめに
第一章 医師である前に一人の人間として
第二章 信じて関われば、子どもは必ず輝く――お母さんたちの新たな挑戦
1. お母さんが変わることによって、自閉症の子が驚異的に成長
2. 子どもからのSOSを受けとめる
3. 心からの「愛している」というメッセージに、子どもは 応えてくれる
4. お母さんが信じて関われば、必ず子どもは成長する
5. 薬を減らしながら、てんかん発作が改善されてゆく道がある
6. どんなに重い障害があっても、必ずコミュニケーションはできる
・・・・・・
第三章 子どもと出会うときに大切なこと――三つの理念と九つの鍵
第四章 Q&A――発達障害児についての疑問に答える
おわりに
読者の声
葛藤の中で巡り合えた一冊
3歳6カ月の娘が、半年前に精神発達障害と告げられました。どうすることが娘にとって良いのか、葛藤の日々でした。この本に出会い、「娘のありのままをすべて、受けとめてあげたい」と思えるようになりました。心が揺らぐこともありますけれど、そんな時は、この娘を抱きしめてあげることにしています。まだまだ、発達障害に関する本は少ないように思います。娘のような発達障害が、いったいどんなものか、未だにはっきりとした答えを誰も話してはくれないのです。今後も、このような本の出版を期待しています。
(20代女性・主婦・愛知県)
2年前、元気だった長男が突然、「急性脳症」にかかり、重度の肢体不自由、精神遅滞、てんかん発作となりました。私は介護に疲れ、下の子に当たり、夫にも当たり、いつもピリピリしていました。
しかし、今年の春から長男も保育所に行き、私の心にゆとりができる頃から、長男もぐんぐん行動できるようになり、てんかん発作も落ち着き、表情も豊かになってゆきました、「どうしたのだろう」と驚いていました。
その理由がこの本を読んで分かりました。私の心とこの子はつながっていたのですね。子どもの調子が良くないときは、必ず私自身がピリピリしているときで、主人とも喧嘩しているときだということに気づき、深く納得しました。
長男の障害のことは、自分自身が思ってもみないことだったのではじめは受けとめられませんでしたが、この本を読んで、長男のおかげで、出会いがあり、様々な新しい世界を知ることができたのだと、息子に感謝の気持ちを持つことができるようになりました。
この本は多くの方に読んでいただきたい本だと強く思います。
(20代女性・主婦・新潟県)
私にも、小学校の特殊学級に通うADHD(注意欠陥多動性障害)の息子がいます。息子の将来のため、今、何をしてやるべきか、常に模索する毎日です。学ばなければならないことも多く、焦りの多い毎日ですが、この本を読んで、原点に戻ることが本当に大切だということを教えていただきました。
(40代女性・主婦・埼玉県)
これは、私が待っていた本でした! 障害児を持った親は、相談できるところが非常に少ないのが現状です。親が一人で抱え込み、子どもに当たってしまうという話もよく耳にします。この本を読んで、もっと障害児や障害者が生きやすくなる社会になりますようにと願い、努力してゆきたいと思いました。
(50代女性・主婦・埼玉県)