天涙

高橋佳子著 四六判上製 312頁 定価(本体1,456円+税)

「便利さ・豊かさ」の時代の夢が崩れた今、拠るべき永遠の次元との絆を教えてくれる。

概要
なぜ人は、これほどの不自由と不条理を抱えながら、人生を歩まねばならないのか。
──誰もが人生の中で立ち止まり、天を仰いで自らに投げかけた人生への問いかけ。本書は、人間の不条理そのものに向かい合われた方々の魂の軌跡が描かれている。そしていかなる不条理をも包容し、死をも支える永遠の次元、不滅の世界とのつながりに目覚めるとき、人生に隠された意味を知り、その真実に触れることができると明かされる。一つ一つの物語が、深い神秘に彩られた人生の重みと深みを、私たちに切々と語りかけてやまない。
目次

風炎

一粒の麦

約束

邂逅

絆の海

冬の花

夕映え

寂光

水平線

月天

天涙

内容の一節
耐えがたい重荷を背負った時、如何ともしがたい悲しみと苦悩をわが身に引き受けた時、人は自らの源に、自らが自らであるゆえんに戻ることへと誘われます。自らを支えている絆に改めて根ざすことへと誘われます。
人生に身を切るような寒さの冬を想うとき、どうかあなたの心の奥に響くこんな声に耳を傾けてください。
「共に往こう──。この凍てつく冬にこそ咲く花を探しに」
人々の上に降りかかるどのような苦難も、無意味なものはありません。その人が引き受けられないほどの重荷を、神が背負わせることは決してないのです。そしてそう見守り、導く方があるということを、どうか忘れないでいただきたいと切に願うばかりです。(「冬の花」163頁)

読者の声

  • 何度も読み返したい本
    読んでいくにつれて感動し、自分もまた呼びかけられたように感じました。いつの間にか、頬を涙が伝って流れていました。が、まだまだ神理からは程遠い自分に改めて気づき、愚かで弱い自分を痛感しました。日々の生活に流されてしまう毎日です。何度も何度も読み返して、少しでも心の中を明るくすることができれば、と思います。
    (30代女性・家事手伝い)
  • 闇を含めたありのままの自分を見つめてゆきたい
    善悪を厳密に分けて悪を断罪するのではなく、人は闇を抱え込むものであり、そのありのままの自分を見つめ、人生を反芻するのが反省の本当のあり方なのかと思った。自らの中にある闇を見つめることなく、自分の外側の悪に対してばかり非難の目を向けることの傲慢さ、愚かさが分かり、今までの自分を反省させられた。
    (20代男性・学生)
  • 一行一行に心が吸い込まれ、読むだけで心の中に花が咲き出していくような”天涙”に出会うことができ、有難いことと思います。『サイレント・コーリング』『祈りのみち』と共に私のバイブルです。
    (50代女性・デザイナー)

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