21世紀の患者学──医者が変わる 患者が変わる

馬渕茂樹著 四六判並製 272頁 定価(本体1,600円+税)

病気になったからこそ、新しい人生へ! 患者のための「私が変わります」ガイドブック。

概要
病気になったからこそ、新しい人生を歩むことができる! 私たちは、どのように病を受けとめ、克服してゆけばいいのか──。病を「呼びかけ」として受けとめ、内なる「人間の力」を解放して、新たな人生を開くための道すじを明解に描く。病をきっかけに、新しい人生に転換していった12人の体験談が生きる勇気を与えてくれる。
目次

プロローグ

第一章 生命力を引き出す10のコンパス

 コンパス1――病気は《結果》

 コンパス2――心身のつながりに開眼する

 コンパス3――心は自然治癒力を生む

 コンパス4――病気は呼びかけ

 ・・・・・・

第二章 体験談――生き方を転換し、治癒への手がかりを得た12人

第三章 よくある病気のよくある質問

第四章 対話の医療を実践する

エピローグ

内容の一節
私は診察中、患者さんに「病気は《原因》ですか? それとも《結果》ですか?」と質問することがよくあります。ほとんどの患者さんは「えっ?」と、少し困惑した表情をされます。少し間を置いて「《結果》ですよね」と申し上げると、「言われてみれば、そうですね!」という得心したお顔になられます。改めて考えてみれば「当たり前」のことなのですが、この「当たり前」がとても大事なことなのです……。
(第一章「生命力を引き出す10のコンパス」21頁より)

読者の声

  • 病と心の関係をわかりやすく実証
    私自身も、病気と心の間には大変深いつながりを感じていることは体験しましたが、それをよりわかりやすく実証してくれた本でした。
    (20歳女性・学生・東京都)
  • 21世紀の医療はかくあるべし
    心身のつながり、「病は呼びかけ」という視座はとてもユニークであるが、理論と実証に基づいているだけに説得力がある。本当に素晴らしい。患者に対するまなざしには愛がある。21世紀の医療はかくあるべしと思った。
    (40代男性・会社員・東京都)
推薦者の言葉
今日の医療現場での診療部門の専門化は著しく、また分析的な診断によって特定された疾患への治療が主に展開されている。これは医学の進歩によってもたらされた極めて合理的かつ有用な医療であるが、多くの問題点を抱えているのも事実であり、解決には新しい視点からのチャレンジが必要である。本書は著者自身の体験と医療人として積み上げてきた経験を基に、医療のあり方の本質を多面的に希求し、その実践結果から、「患者が何を認識して行動するか、そして医療人がどのように応えるべきか」という21世紀医療の重要な課題に対する具体的な指針を提示するものであると言えよう。
――麻生武志氏(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授)


20世紀は医学・医療が不連続に飛躍した世紀であった。抗生物質の発明、外科手術の発達、病院というシステムの進化、とりわけ日本においては国民皆保険制度の設置等。これらの恩恵にあずかった人々の数は計り知れない。しかし一方で20世紀の医学・医療は様々な混沌を産み出した。医療財政の破綻、医療事故の多発、良好な医師患者関係の瓦解、多くの医療者の燃え尽き等。本書はその現実に対して、どのように根本的打開を図るのか、その解決の糸口を「患者学」という切り口から見せてくれている。多くの医療者にも読んでもらいたい一冊だ。
――三宅聰行氏(藤田保健衛生大学医学部麻酔学教授)

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